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2005年11月29日 (火)

錯覚

「本当のことが言えねぇのが人間さ、
  人間って奴は自分自身にさえ白状しねぇことが沢山あらぁな」
映画『羅生門』でのセリフだ。

一連の耐震強度偽装マンション問題が世間を騒がせている。
結局は、例によって「言った、言わない」の議論になってきた。
先般の、朝日新聞とNHKの小突き合い同様、それ自体は子供の喧嘩と大差は無い。
しかし、どちらかが嘘をついている場合もあるが、
両者が"事実"を語っているとの、錯覚に陥っている場合も多い。

脳科学の伝えるところによると、
僕たちは世界の真の姿ではなく、
視覚野が見たいと思うものだけを見ているらしい。
目の錯覚。

脳が作り出した虚像を見ている者は、
それが虚像だと気が付く事は出来ないだろう。
そんな我々には、物事の"真実"を知ることは出来ないにしても、
それに近づくための努力が時として必要だ。

その訓練も兼ねて、こんなサイトがある。
http://www.michaelbach.de/ot/mot_mib/index.html
長時間見つめていたら、頭がクラクラしてきた。

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目の錯覚サイトの説明は、コチラに載ってます。

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2005年11月24日 (木)

失楽園

人間は自由の刑に処せられている。
人は日々多くの事柄について、自ら判断し決定することを迫られ、
その瞬間において我々は孤独であり、
結果については自ら責めを負わねばならない。
そのサイクルから逃れる事は出来ないのだ。

思えば、智恵の実を食べたアダムとイブが楽園を追われて以来、
人は働かさるを得なくなった訳だが、
原罪から現在まで、足かせは増えるばかり。

ちなみに先週からウチのADSLが不安定だ。
何かに高度に依存すると、
それが失われると極度に不安になる。
何かを得ることは、一つ十字架を背負うこと。

そして、僕が背負う十字架がもう一つ。
人間が二足歩行を始めて以来の悩み、
そう、腰痛だ。
元々腰痛持ちだが、
連日のタク帰りが影響したのか、今週は結構キツイな。
僕の場合、疲れは確実に腰に来る。

腰の負担を軽減するため、
いよいよアーロンチェアを買おうかなと思う。
棒茄子の時期ですし。
しかし会社の椅子が安物なので、
家の椅子だけ立派でも、あまり意味無いかな。

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アーロンチェアは"Tear Drop"に画像が載ってます!

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2005年11月17日 (木)

距離

この僅かな距離が僕を惑わせる。
触れたい。
でも触れるべきではないのか。
指先を通して伝わる、アノ感覚を忘れた訳ではない。
痛みにも似た、アノ感覚を。

7日の立冬を過ぎ、今年もアノ季節が到来した。
そう、静電気の季節。
僕の身体は静電気が発生しまくります。
3歩あるけば即帯電し、
どこを触ってもバチバチ鳴らしてしまう。
金属を触るのがちょっと怖いくらいに。

歩き方が悪いのかな。
身体のインピーダンスが高く放電しにくいのかな。
ちなみにテスターで両手間の抵抗値を測定すると、
1.9MΩだった。

要するに問題は、アブソーバー(吸収材)が無い事だ。
床との摩擦によって生じたエネルギーは、
金属への放電ではなく、
他の目的のために使用されるべきだ。
この使用法に関しては、イエモンの『SPARK』を参照されたい。

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2005年11月16日 (水)

フラワーBOX

日付が変わってから会社を出る。
見上げると、
ひときわ眩しい月明かりが、
空全体に薄いベールをかけ、
シリウスの煌きをさえ、微かな瞬きに変えていた。

先日、僕は花を買った。

今回購入したのは、フラワーBOX。
最近は日本でも人気があるらしい。
箱に詰められた花々は、
幾何学模様で構成された西洋の庭園と、
枯山水や借景など自然のあり様を表現することに重きを置く
日本庭園との対比を連想させる。
規格化を好む西洋らしい技法だ。

なるほど彼等にとっては、
サバンナを野生動物と共に駆ける青年ではなく、
競技場の規格化された距離を走る薬漬けのマシーンが、
世界最速の人間なのだ。

枠に納められた花々の絵画的な美しさに加えて、
これは持ち運ぶのには便利だと思った。
もらった側にしてみても。
鞄にもはいるし。
要するに"合理的"なのだ。

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2005年11月11日 (金)

日常の不連続性について

物事は不連続に変化する。
通勤途中のビルが、ある日突然完成するように。
昨日は聞き取れなかった英単語も、
明日には聞き取れるようになるように。
(未だそんな経験は無いが)

ここ数日の寒さは、まさにそれだ。
一気に冬が近づいた。

今週はずっと出張で、
時間の流れが止まっていただけに、
街の変化にはっとする。
コンビニでは、もう年賀状が売られていた。

このブログも1週間ぶりの更新となった。
英会話には1ヵ月行ってないな。
年賀状は、今年こそは今年中に出そうと、
今年も思うが、さて…。

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2005年11月 4日 (金)

深夜タクシー

「あの辺りの道、難しいんですよね~」
「はぁ、そうですね…」

既に終電は終わってるので、タクシーで帰路につく。
タクシー帰りが続くと、
タクシー代の為に残業しているようなものだ。
しかし、そうやって経済は回っている。
彼が我が社のプロダクトを買ってくれる事を、
願わずにはいない。

タクシーのラジオが、秋の褒章を告げる。
文化の日、
エンジニアとしては唯一人、
大先輩の井深大氏に文化勲章が授与された事を思い出す。
少しは彼に近づけているのだろうか。

会社から自宅までは、電車にして2駅分の距離。
この距離を不安がる者もいれば、
朝霞から川崎までの距離を難無くこなす者もいる。

ルーチンワークに勤しむエンジニアと、
道を知らないドライバー。
心の中で、お互い肩を叩き合っていた。

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2005年11月 1日 (火)

駒沢通りにて

駒沢通りを恵比寿から中目黒に向かって歩いた。
よく歩く道だ。
日没から下がり続ける気温が、夜の空気を研ぎ澄ます。
月曜の夜、頭上には火星だけが輝いて見えた。

都市での生活は、他人に対して無関心であることを要求する。
しかし人は、その基本的な欲求として、人と繋がりたいと願う。
増大する矛盾をエネルギーに転化し、
ネット社会は拡大していく。
相対性理論が、重力は時空の歪みであると定義するように、
いびつな空間の中で我々は引かれ合うのだ。

2年ぶりに地球に接近した火星。
街明かりの中では微かであるが、心強く瞬いていた。

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