2006年4月18日 (火)

故郷にて友を祝う(2)

いつの間にか眠ったらしい。

慌しく身支度をし、予約していた整体院に向かう。
自転車を漕ぎながら、スピーチの内容を諳んじてみた。

実は結婚式でのスピーチを頼まれている。
未だ原稿を作ってなくて、昨晩こそは書き上げねばと思っていた。
こんな事話そうとか、こんな流れで行こうとか、イメージはある。
しかし、それを文章に起こすとなると、そこには生みの苦しみがある訳で。

整体院から戻り、荷造りをしていると、あっと言う間に時間が過ぎた。
荷物を抱えて部屋を出て、予約していたヘアサロンに向かった。
GWのある計画に備えて、伸ばしていた髪を短くした。
最近始めたチャリ通もGWの計画の為だ。

フライトまで時間があったので、行き付けのショップに顔を出した。
顔馴染みのスタッフが大阪出身と知り、神戸のショップの話に花が咲き、
ZANONEのカーディガンを買った。
それは洗いをかけたコットンニットで、ザラりとした肌触りが気持ち良かった。
ただ、自分へのご褒美と言う言葉は嫌いだ。
たとえ、その日が誕生日であっても。
ご褒美を与えられるほど、自分をストイックに追い込んではいない。

空港にピエール=マルコリーニの店があった。
そう言えば未だ食べた事なかったな。
自称チョコ通として、素通りは出来まい。
朝から何も食べていないし、丁度良いや。

Pierre

確かに美味い。しかし高い。
ここまで来ると、『チョコ』と言うより『おチョコ様』と言った感じだ。

家に着くまでの間、またスピーチのことを考えた。
高校時代からの事が、あれこれと浮んで来る。
新郎には、スピーチの時間は気にしなくて良いと言われている。
なので、敢えて原稿を作らず、文字に束縛されること無く、
流れにのせて話してみたい、との思いは当初からあった。
その方が気持ちが伝わるのではないかと。

空港からの連絡バスを降り、実家までの道を歩いた。
実家の近所に『にし茶屋街』と言う、街並み保存地区がある。
この道がアスファルトから石畳に張り替えられたのも、
僕が高校の頃だったか。
路傍の電気行灯の光が、濡れた路面に弾けていた。

Nishichaya

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2006年4月17日 (月)

故郷にて友を祝う(1)

4月13日。
溜まっている仕事を放り出し、電車に飛び乗った。
友人が飲み会に誘ってくれたのだ。
店は恵比寿のZESTだった。
陽気な店員や、メキシコの酒場を模した店の雰囲気に、
こちらのテンションも滑らかに上がって行くのを感じる。

僕らのテーブルの横では、結婚パーティが行われてようとしていた。
正確には横と言うより、それに囲まれていた。
大箱系であるこの店1フロアの3/4を占める程の一団だ。
新郎新婦は外国の人だった。
話では、結婚後に帰国するらしい。
異国の地で、出会い、これ程多くの仲間を得た2人、
結婚後の前途は洋々としたものであろう。

Wedd

飲み会メンバーに大阪の人が居た。
生粋の大阪弁を聞くのは久しぶりだ。

そう言えば、奴の嫁さんになる人も大阪の子だったな。

この週末、僕は帰郷する。
高校の友人の結婚式に出席する為に。

会話の中に、ごく自然に織り込まれるボケとツッコミ、
少し語尾上がりのリズムが耳に心地よかった。

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